定年離婚

 

 

随分前の話なんだけど
手をつないでスキップしているおじいちゃんとおばあちゃんが
台所洗剤のCMに出ていたことがありました。
それを観て、なんだか可愛いな~って。

 

お互い年齢を重ね、おじいちゃんになってもおばあちゃんになっても
お互いを信頼して頼って、手をつなげるのって微笑ましい光景だなと。
中には、足元がおぼつかないから
おじちゃんにしがみつく?っていうか、杖代わり?
っていう現状もあるかとは思うけれど (;^_^A

 

お互い好きになって結婚して、永遠の愛を誓ったにも関わらず
定年離婚が増えてきているんだとか。
定年離婚を切り出すのは、どちらかといえば妻の方が多いけれど
最近では、「夫婦でいる意味がない」などど、夫から切り出すケースも増加チウ。

 

妻から定年離婚を切り出す割合の方が高いのは
「女性は感情の生き物」だということのあらわれじゃないかと思う。

 

女性が切り出す定年離婚の原因は

・価値観の違い
・性格の不一致
・精神的暴力や肉体的暴力
・好きな人ができた
・何も手伝ってくれない

 

色々と原因はあるけれど、物質的な不満よりも
感情的なことが絡み合っているんだなと。

 

男性の脳と女性の脳は、生まれながらにして構造が違うのだから
まったく価値観が同じっていうのはあり得ないし
性格は、その人の考え方の集合体だから
相手を理解しようと思えば
それに沿って自分もどうにでもなる。

 

結婚当初は、相手のいい所しか見えなかったのが
一緒に生活していると、色々な我慢ポイントがでてくるもの。

 

過去に、こんな記事を書きました。

 

その人といると感じる安らぎや信頼感は
わかりやすく言えば自分にとっての報酬。
その一方で、多少の我慢を必要とすることもあったりするけれど
報酬から、その我慢ポイントを差し引いた時に出てくるのが成果。

この成果が大きければ大きいほど満足感が得られるものだけど
自分にないものを持っている人とのお付き合いでは
我慢ポイントが多すぎて、成果が少ないか
あるいはマイナスになってしまうのだろうなと。

お付き合いをしても長続きしないという人は
我慢ポイントが多くてストレスを感じてしまうのでしょう。

 

少しずつ出てくる我慢ポイントを、自分ではなくて夫のせいにしてしまう。
だから、「私はこんなに我慢しているのに」「あの人が悪いの」「あの人のせい」
という想いがどんどん膨らんでいってしまう。

 

そういったマイナスを抱えていると
定年になった時、毎日夫が家にいること自体が苦痛でストレスになって。
会話もない。

 

夫の収入以外に、自分にもある程度の収入があって
1人で生活できる環境にあたっとしたら
子供が自立して、お金も手もかからなくなったとしたら
もし、夫以外に自分に優しくしてくれる男性が現れたとしたら
それは定年離婚のきっかけになるかも知れません。

 

では、定年離婚した人達は幸せなのか?
と言ったら、そうでもないようです。

 

定年離婚のメリットは、自由になれること。
精神的苦痛を排除することができます。

 

1日中ごろごろしていたって
洋服を爆買いしたって
何をしてもうるさく言う人はいないし
好きな時に好きなことができる。
あんなに欲しかった自由が手に入って幸せ。

 

しかし、その一方で
まずは、お金の心配があります。
ある程度の収入があったとしても、定年離婚する前の生活と比較すると
以前より良くなった!と言う人は少なく
身内に仕送りをしてもらっている人もいます。

 

仕事に関しては、離婚前から準備をしていて
ヘルパーさんの資格をとって頑張る人も多いのですが
肉体労働のため、腰を悪くしてしまう人も。
次第に老後への不安も出てきます。

 

また、孤独感・さみしさに襲われ、精神的に行き詰る。
そうすると、子供や孫に頼ることになるため
うっとうしい姑の立場になってしまうことも。

 

今まで家族というぬくもりに包まれてきて
それが当たり前になって気づかなかったことを
一人になって初めて知ることにもなるのです。

 

やはり、人は、誰かに頼りたくなるし頼られたくもなるのですね。

 

なんでこんな記事を書いているのかっていうと
かつてのワタクシがそうだったからです。

 

何年付き合ってから結婚したにせよ
結婚して初めてわかることってあるものです。
価値観の違いも、結婚してから実感しました。

 

定年離婚の理由に「何もしてくれない」というのがあるのも理解できます。
ワタクシは共働きでしたから、休日にこなしたいことはたくさんあるのですが
何をお願いしてもやってくれることはありませんでしたし。

 

その時のワタクシは
「私は、家事も育児も、義母の世話もこんなに頑張っているのに」と思ったし
いつもストレスを抱えていたんです。

 

しかし、数十年過ぎて思うことは
夫も疲れていたんだろうな・・・ってこと。
毎日働いているのはお互い様で、休日は休日として
体を休めたかったんだろうなと。

 

しかし、何もしてくれなかったからこそ、何でも自分でこなすようになったし
精神的に自立することも出来たのだから、この部分はプラスになったなと。
いつも自分視点で考えていた事柄を
相手の視点で見えてみると、自分のわがままも垣間見えてくるのです。

 

夫の嫌な部分しか見ていなかった自分は
思いやりのかけらもない利己的な考えばかり。
視点を変え、色々な事柄の見る角度を変えると
考え方や想いも変わってくるものなのです。

 

最近気づいたのは、一人のさみしさとそれゆえの身の置き場。
誰もいなかった一人の夜。
あー今日はゆっくりできるな~
と思っていたのですが
一人でTVを見ている味気無さを感じたのです。

 

空気が冷たくて、そこにあったのは空虚。
いつもは、ごろんと横になりながらTVを観ている夫がいて
特に何をしているわけでもないんだけど
例え何をしていなくても、そこにいるだけで安心感があるんだなって。

 

何を感じるか、どう感じるかっていうのは
自分が選択しているってこと。
全ては、意味付けと解釈の仕方であって
それは、自分の責任においてなのです。

 

思考を転換した今は
好きな仕事をして
好きな時間に好きなことをして
出かけるのも自由だし
何を買うのも自由

 

定年離婚しなくても、自分次第で自由は手に入るし
幸せも手に入るのですね。

 

ワタクシは、定年離婚を否定しているわけではないし
かと言って肯定しているわけでもありません。
後悔のない選択をしてほしいなと思うのです。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。
この記事から1つでも拾うところがあれば幸いです。

 

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